7月18日。52回目の誕生日を迎えました。これは誰のかというと、当社(和光技研株式会社)の誕生日です。会社に定年はないけれど、私が社会人としてデビューした昭和50年代は、一般的な定年が55歳でした。ところが健康寿命が延びているのか、年金財源に問題あるのか、高齢化による労働力不足なのか、今では定年70歳説まで出てきています。はたしてそれまで働けるのか(働きたいか)はとても疑問であります。
先月の日本技術士会北海道本部での総会でお医者さんの特別講演があり、その中で紹介されていましたが、人間の臓器で最も早く機能低下するのが腎臓なんだそうです。それは60歳くらいで最もよい時の60%まで機能低下すると言っていたように記憶しています(記憶なので正しくないかも)。また最近の日経ビジネスでは、人間の寿命を伸ばすビジネスがこれから盛り上がるという記事が特集されていました。人間の駄目(老化による機能低下も含む)になったところを機械または代替品に取り換えるようなイメージでした。これを会社に置き換えた場合は、寿命を延ばすために、当然このような対処を否定しませんが(実際多くの会社でおこなわれている)、私としては長年一緒に生きてきた自分の体の一部や、長年一緒に会社を盛り上げてきた社員(仲間)が機能低下したからといって取り換えるよりは、もっと一緒に頑張っていけないかという再生の選択が望ましいと思っています。
さて私ももうすぐ誕生日を迎えます。会社よりも年上ですが、若い時に簡単にできたものが、とても面倒くさくてできないことが増える一方、できることも増えてきました。昔は55歳の定年を迎えたら優雅な老後をと夢見てましたが、それはかなわなかったので現状を楽しみ、なんとかスポーツなどを通じて体の機能を再生しつつ、会社とともに寿命を延ばしたいと思います。