さて昨年は我々の業界環境に関する出来事がいろいろありましたが、その中でも御嶽山の噴火ならびに広島県や礼文町での豪雨による土砂災害で尊い人命が失われましたことはとても残念でなりません。当社も安全な国土形成のための社会資本整備を計画・設計する立場にあり、ますますその役割の重要性を認識するとともに、有限な予算のなかで如何に効率よく整備していくかに配慮して提案していきたいと思います。
 また、昨年の自分のトピックスとしては小保方氏に始まり、小保方氏で終わったという感じがしています。歳を重ねるごとに体のあちらこちらガタがきており、「健康寿命(日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと)」が伸びるであろう万能細胞に過度な期待をして注目しておりましたが、残念な結果に終わりました。やはり健康寿命を伸ばすのは、そのようなものに頼らず、普段から体を積極的に動かし、暴飲暴食を慎むことが一番なのでしょう。

 話は変わり、体を動かすことといえば私が住んでいる地区は札幌の中でも豪雪地帯です。今冬は12月から雪の量が多く、庭の積雪量は1.5m程度になりました。お正月もそうでしたが、ほとんど毎日1~3時間の除雪作業があり、積極的に体を動かさざるを得ない状況です。このため、正月もけっこう食べていましたが、体重・体脂肪とも変わらず維持できております。除雪したものは毎週排雪サービスが来てくれて、いったんは綺麗な平場になるのですが、1月11日に降った雪を積み上げたら1日で写真のようになりました。体積は長さ6m×幅2m×高さ1.8m=21.6m3(立米)でした(人力としては相当な労力でしょう)。札幌市では融雪槽の設置には助成金があったので、排雪サービスにも助成金を検討してもらいたいなと思ってます。そうすることで、民間からの仕事も増えて排雪業者の維持にもつながるし、雪が多くても住みやすい環境になるので、良い経済効果になると思います。

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 一方、雪でひどいことばかりでなく、この地区の楽しみもあります。車で10分以内の茨戸川でのワカサギ釣りです。同じ地区に住む技術屋仲間と時々出かけてワイワイと遊んでいます。12日は久しぶりに除雪から解放されたので、今冬初のワカサギ釣りに出かけました(左から2番目がmyテント)。この場所はHPでも紹介してますが、当社が参加する「身近な水環境の全国一斉調査」において、私の担当する調査地点です。水質はCOD値が高く、あまり良くありません。これに起因するかどうか定かではありませんが、茨戸川のワカサギの味も低い評価となっています。それでも札幌近郊の身近なレジャーとして十分な環境がありますので、ガトーキングダムの近くでは外国や国内の旅行者向けにワカサギ釣り体験ツアーも企画されており、観光スポットとして賑わっています。

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 毎年のことですが、この時期になると雪が多いと嘆き、引っ越し先の物件情報を見ながら現実逃避しているのですが、紹介したような楽しみもありますし、雪解け後の地区の環境はすばらしいので、結局のところ住み続けることと思います。それには何よりも健康寿命を伸ばすように、しっかりと摂生していこうと年頭に誓ったところです。

   以上