平成28年6月5日、当社で集めた有志一同で「第13回 身近な水環境の一斉調査」に参加してきました。

この活動は全国で水質調査を実践している市民団体等が国土交通省および財団法人河川環境管理財団と連携して、全国の河川や水辺など身近な水環境の水質を一斉に調査し、全国の水環境マップを作成することから始まったものです。

多くの市民が統一的な調査マニュアルにもとづき、身近な水環境を全国一斉に調査します。これにより、身の回りの環境に関する市民の理解と関心がさらに深まることが期待されます。

例年通り、今回の調査でも、「気温」、「水温」、「COD(化学的酸素要求量)」の3項目を測定しました。CODとは水中の酸素を消費してしまう物質がどれだけ入っているかを調べる値で、数値が高いほど水中の汚染物質の量が多いということを示します。

今回は、左股川など札幌市内の5河川でそれぞれ調査を実施しました(写真-1)。調査の結果、5河川中4河川のCODが8.0mg/L(一番汚れている状態)を示しました(写真-2)。調査実施日の前々日~前日(6月3日~4日)にかけて札幌市内で雨が降ったため、川がやや濁っていました(写真-3)。そのためCODの値が高くなったと思われます。

写真-1 調査状況
写真-2  左股川のCOD
写真-3 調査時の川の様子